ROMANIA~PELICAN NOTE

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2004年 06月 08日

08 June したたかに生きる

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 このお方達は「ルーマニアンジプシー」。「ロマ(ロム)」と言うほうが差別的な意味合いが少ないのだとか・・・・。

 ぺりかんはついに彼女らと一悶着やってしまった!!ルーマニア人は徹底的に、「ロマとは目を合わせない、口をきかない、近づいてきたら追い払う」という態度だ。私が「民族衣装を着た彼女達の写真を撮ってみたい」と言うと、口を揃えて「関わらないほうがいい」「やめといたほうがいい」「気をつけなさい」と言われてきた。

 この日は一人で海の見える高台を散歩しながら写真を撮ったりしていた。丁度そこにこのお二人さんがやってきた。妊娠しているので、お腹の赤ちゃんの為に施しをくれという。お腹は確かに膨れ気味だが、本当に妊娠中かは怪しい。普通ならあっちからよってくる場合は決してその話に乗らないのだが、海も見えるし天気も良いし、こんなチャンスはめったにない。思わず何枚か写真を撮らせてくれるならいいよ~。と言ってしまった。彼女達はポーズをとったりしてご機嫌の様子。そのあと持っていたコブリッチをあげようとすると、お金がいいという。しょうがないから少しだけお金をあげると、大袈裟に「あなたはいい人、神様から守られている」とか、「未来が輝いている」などと適当なことを言っていた。

 そして出ました!「タロット占いをしてあげる」と言う。この「タロット占い」はいんちき商売でお金を取るための手品みたいなものだから絶対にしたら駄目だといろんな人から聞いていた。私は分からないから嫌だと言ったのだが、結構しつこい。私の手首を握って離さない。お金をタロットの上に乗せて載せて呪文を唱えろという。「全く意味が分からない」ふりをしていたのだが、身振り手振りで必死だ。ルーマニア語が分からなくても充分分かるように説明してくれる。でもここでお金を出したら最後、消えてなくなることは分かっている。こっちも真剣勝負だ。何とか手を振り払いたいのだが、向こうは体もでかいし、力も強い。しばらくすると、今度は私の指輪を載せて呪文を唱えなさいという。殆ど力ずくで指輪を載せられ、今度はお金を出せときた。絶対出さないぞ~と意地になっていたら、向こうも次第に語気が荒くなってきて、「可愛くないな~、出せって言っているだろ!」と私の低い鼻をつまんだ!

 もうこれはやばいと思い、とりあえずお金を出すふりをして、相手が私の手の動きに集中している時にさっと指輪を奪い、「誰かぁ~~~~」と大きな声を出した。すると、待っていましたとばかりに、すぐそばのレストランから体格のいいお兄ちゃんたちが3人走ってきた。ずっと私たちの様子をうかがっていたようで、絶妙なタイミングだった。私はすぐにその場を離れたのだが、私がその気にさせてしまったのに、可哀想な事をしてしまった。なんとも後味が悪い経験だった。
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by pelican6 | 2004-06-08 23:49 |


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